2016年10月13日木曜日















こんばんわ! エルハウスの平です。


人は、嫌なことはやりません。

例え、社長命令や、業務命令でもやらないのです。

心から、その人が「やろう!」と刻まない限り、
本心からは行動しません。

やっているふりをします、
ふりなので、成果がでません、
なん百万かけて、セミナーを受けてもです。


でも、こんな話があります。

有る建築会社の現場や、現場の前の道路が、
あまりにも汚い、社長さんが、何度も掃除、整理、
整頓するように監督や、職人に言っても、数週間
で散らかり、元に戻ってしまう。

監督に言えば 「職人にはやるように言っています」
「私の仕事ですか?」 という。

職人に言えば 「俺の仕事じゃねえ」 「俺にばか言うな、
他の職人にも言え」 「俺はやったけど」

という返事しか返ってきません。

残念な事に誰も、自分の現場であるとか、
お客様の大切な家だという事を考えていません。


そこで、その社長さんが、あるセミナーに入り、そこで
習ったことを実践しました。

それは、

無言でやり続け、結果を出す事。

という、難しい事です。

その社長さんは、必ず毎日どこかの現場に行き、
無言で掃除を始めました。

無言で、黙々と掃除をします。

「おーい、手伝ってくれ」 「これ、汚いから、片つけて」

しゃべってはいけません、 全て自分が気づいた事は、
自分で掃除をします。


そのうち、社内の太鼓持ちが「っ社長~私が手伝いますよ~」
「おいおい、皆も手伝えよ~」と寄って来ました。

他の社員も、しぶしぶ手伝います。

・・・でも、まだまだ 本心からではありません。

数か月後、ボーナスの後、掃除を手伝った人も、
手伝わなかった人も、金額に差が無かったのが解るや、
誰も、その後は手伝いませんでした。

そうすると、職人や、
社員は「あ~社長は掃除が好きなんだ」

と、しばらく黙々と社長の掃除が続きます・・・
1年8か月経ったころ、

ボーっとその掃除風景を、休憩中見ていた大工見習いの子方が、
顔を赤らめて走りより
「 手伝います 」 と、ホウキを手に取りました。

社長の横で道路の掃き掃除を始めたのです。

そうすると、当然親方も、
「なんだなんだ~おい、お前、いいとこあんじゃねか~」
と手伝います。

そうなると、他の職種の職人も、監督も手伝いを
せざるをえません。

花畑の花が咲くとき、
一つの花がポっと咲くと、あとは一斉にぽぽぽっ
と咲き始めます。

この社長は、その最初の花になったわけです。

黙って、続けて相手から「やります」と言わせないと
本心からは人は動かないという一例です。

こうなると、後は簡単です、社長が掃除をしなくても、
監督や、職人が自主的に掃除を行ってくれます。

綺麗でないと、気が済まなくなります。

社長が造った、満開の花畑が完成したのです。



ここで、絶対やってはいけないことがあります。

それは、逆切れして

「社長の俺が掃除しているのに、誰も手伝はないのか~!」

と言ってしまう事。

これをやってしまうと、全てが終わりです。

二度と、誰も手伝いをしてくれません、人を本心から
動かすのは、それだけ難しいのです。

例えれば、

1000円のラーメンは999円では食べれません。

1000段ある階段の上にある神社へは、999段まで
では参拝できません。

つまり、あと1歩の所で止めてしまっては、達成できない
という事を心に刻んでください。

平でした。


































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